クルミを食べた王子さま
しゃべれるとはいえ、自分をヒュースリー王子だと信じてくれるとは思えません。

それに、内気なリンのことです。

告白など、ありえません。

けれど、王子さまはリンのことが好きなのです。

人間に戻れたら、リンを恋人にできるのでは、と考えました。

「分かりました」

王子さまは、リンを信じてみることにしました。
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