花と蝶
『何笑ってんのよ…?』
『いや…、やっと本性現したなと思って♪』
『はぁ?マジできもいんですけど…?』
『きもくて結構』
二人の会話がおもしろくて、私は思わず笑ってしまった
『あっ…、花ちゃんの笑っている顔可愛い♪』
トクン
『かっ、可愛くないですよ!』
『いや、めちゃくちゃ可愛い』
『翼きもい!花に近づくな』
蝶野君を睨みつけながら、私の手をひいた
『はいはい。
…というわけで
花ちゃん貰っていくね☆』
そう言って蝶野君は私を抱き上げて、いきなり走り出した
もちろん私は…
『きゃあ~!』
恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら、叫んでいました