意識狩り〜Consciousness Hunter〜
峰川は事務所から全員を帰らせると、深夜にも関わらず、携帯でどこかに連絡を取り始めた。
「…あ、夜分にどうも。私です。お約束の件、今夜実行できそうです」
峰川はいつのまにか殺気を込めた恐ろしい表情へと変わった。
「それは実に頼もしい限りです。詳しくはまた連絡ください。どこにでも伺いますよ。奴に完璧な最期を…」
その表情を変えることなく、峰川は静かに通話を切った。