boy or girl?



「千秋チャン。ご飯食べに行かない??」
「え・・。いいよ((●≧艸≦)」
昼にいったん休憩が入り、美南にご飯に誘われた。
ここのスタジオの飯はめちゃくちゃまずいと評判だが・・・。
美味いこと願い食堂に向かった。
食堂で最悪な事件が起きることも知らずに・・。


「いらっしゃーい!」
都会とはかけ離れた食堂のおばちゃんの声がする。
「なに食べよっかぁ・・・・。私は・・・そばで。」
「え”そば??」
はっきり言うと俺はそばが大嫌いだ。あんな灰色の麺すすれるか!!
「うん。何で?消費いいじゃん。」
「女の子だね・・。」
「?千秋ちゃんもでしょ??」
「まぁ・・。」
俺はそばにしようか迷ったが、クソまずい料理なんだからそばなんて食べたら吐くんではないかと無難なうどんにした。

「千秋チャンってさぁ・・・。男っぽいね。もっと女の子っぽい子かと思ってた。」
「そーかな??(汗」
「うん。少し顔もきりっとしてるしー、背高いし。何㌢??」
「えっと・・・。168㌢かな・・・。」
本当は170㌢あるんだけど。
「大きいね。私、157㌢だよぉ?」
「いいんじゃん?そのくらいが可愛いって。」
「ありがと。本当に男の子みたい。かっこいいし・・・。」
「はは・・。」
やばい。こいつにはばれてるかも・・・・・。
そう思うとめまいが・・・・。

  ばしゃっ!!!!

「うわ!!千秋チャンなにやってんの??服びしょびしょじゃん!!」
「やべ・・。」
「拭いてあげる!!!」
そう言いながら美南は俺の胸元の制服のシャツを拭きだした。
優しいんだけど・・・。そこはやばいかも・・・・∑(´□`;) ヤメテー!!







「・・・・・・・ねぇ。」
「千秋チャンって・・・・・千秋クン?」
「何で・・・・・・?」
「胸が・・・・ない。」


人生最大の俺の秘密。
3年築き上げてきたものが。
3時間で壊れた。
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