BLUE〜よりくんと優子の物語〜
よりくんがお風呂から上がって、
あたしはせっせと服を着せた。
背中の刺青・・・
これだけは、一生消えない。
「あたしもショウ先輩に会ってみたかったな。」
あたしがつぶやくと、
「アカン。そしたらおまえ
ショウ先輩に惚れるやろ?」
よりくんは笑って、あたしの肩を抱いた。
「そんなことないで。
あたしはよりくんに惚れると思う。」
「・・と、思う?」
「いや、惚れる!
よりくんに惚れる!
当たり前やん!」
よりくんはあたしを横目でにらんだ。