BLUE〜よりくんと優子の物語〜
マサヤンも封筒を差し出した。
「力になりたいねん。」
あたしは封筒を受け取り、
中をのぞいた。
あっくん、マサヤンから50万ずつ。
合わせて100万も用意していた。
あたしはビックリして、
すぐに封筒を二人に返した。
「アカン。こんな大金もらわれへん。」
「ええから。
これでよりが組から抜けられるなら
安いもんや。」
「せやけど・・・。」
「優ちゃん。幸せにならなアカンよ。
よりと、お腹の子と三人で。」
あっくんとマサヤンは
もう一度封筒を差し出した。