BLUE〜よりくんと優子の物語〜
その時、
ちょうどよりくんが帰ってきた。
「おかえり。よりくん、
あっくんとマサヤンが・・・。」
機嫌が悪そうな顔をしているよりくん。
お金がうまく集まらなかったみたいだ。
でも、もう大丈夫・・。
よりくんは無言で封筒を取り上げ、
中身を見た。
「やっぱ、足りひんか?」
あっくんが心配そうによりくんを見上げると、
よりくんは封筒をあっくんに投げつけた。
「なんのつもりや。」