BLUE〜よりくんと優子の物語〜
出口
期日の日。
突然シンジさんが
アパートに迎えにきてビックリした。
「車あらへんのやろが。
乗せてってやるから、
支度せぇ。」
よりくんは急いでスーツに着替え、
髪をセットした。
その間、
外でタバコを吸いながら待っているシンジさんに、
あたしは恐る恐る話しかけた。
「ほ、ほんまに親分さんの所に
連れてってくれはるんですか?」