BLUE〜よりくんと優子の物語〜


ケンタくんが叫んだ。


あたしたちは靴もはかず、

いっせいに外へ飛び出した。



目の前に車のライトが近づいてきて、

停まった。




・・ガチャッ




車から出てきたよりくんは、

あたしたちの姿を見つけた。



「・・・・・・。」



よりくんは何も喋らず、

その場にたたずんでる。


< 364 / 393 >

この作品をシェア

pagetop