BLUE〜よりくんと優子の物語〜
「よろしい。」
今度はよりくんがあたしに言った。
「妻、優子。
夫である俺に全身を捧げ・・・。」
「やらしいねん。」
「まぁ聞けや。
家事、育児に励み、
何があっても俺をいたわり、俺を愛し、
俺のために人生を捧げることを誓いますか?」
ぶっきらぼうな、
よりくんらしい誓いの言葉。
あたしは心を込めて返事をした。
「はい。誓います。」
二人照れ笑いし、
そっと口づけを交わした。