BLUE〜よりくんと優子の物語〜


それならと、

あたしは下着売り場によりくんを連れて行った。



「どんなんがええ?」



スケスケパンティーやTバックにさえよりくんは興味を示さず、

あっさり一言。



「どうせ脱ぐんやから、

貝殻でもあてといたらええねん。」




この人の頭の中は、

シンプル イズ ザ ベスト・・・。



「ほんなら拾ってきてよ。」



「よっしゃ、行くか?」



冗談でノッたつもりが、

本当に海へ行くことになった。




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