BLUE〜よりくんと優子の物語〜


「そうや、ちょっと百均行ってくれる?」



「ええよ。何買うん?」



よりくんはどこでも歩きながらでもタバコを吸うので、

あたしは百均でケータイ灰皿を買った。


路上にポイ捨てしようもんなら、

容赦なくあたしの愛の鉄拳が飛んだ。



「夕方には帰らなアカン。」



よりくんが言った。

時刻はすでに午後3時。



「そうなんや。どないする?」



「・・・は?」



「は?ってなによ。」



「わかってるやろぉ?」



「・・・・・・。」



これだけ下ネタで盛り上がったデートのラスト。


よりくんはやはり、

ラブホに向かった。




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