BLUE〜よりくんと優子の物語〜
「あれ、よりは?」
あっくんが辺りをキョロキョロしながらマサヤンに尋ねた。
「さっきまでおったで。またあいつ女んとこ行ったんちゃう?」
より。この人も仲間か。
あたしはお酒が入った勢いで、
大胆なことを聞いた。
「ここにおる人みんな、
ボーソー族やったん?」
一瞬静まり返った後、
どっと笑いが起きた。
「ちゃうちゃう。
俺とマサヤンと、よりだけや。
あとは真面目にお勉強しとったがな。」
あっくんが笑いながら言った。