君は空を愛してる。
困り果てていたその時、
ジョアンの後ろから声がした。

「こんなとこにいた。」

「ショータ!!」

ジョアンの後ろには祥太がいた。

「朝から迷惑なやつだな。
まどか、相手にしてっと
会社遅れるぞ?」

今度は日本語だ。

「うん、解った。」

まどかはリビングに戻る。
その隙に祥太が
ジョアンを引っ張って
外へ連れていった。

「ちょっとあなた!!
人の話は最後まで…」

ジョアンはそう言いながら
外へ消えていった。

もちろん、まどかに
その意味は通じていないのだが。
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