君は空を愛してる。
その時だった。

「…っ!?」

祥太がその場にしゃがみ込む。

「祥太!!」

まどかは慌てて駆け寄る。

「…ケホッ…ケホッケホッ
…はぁ、はぁ、はぁ…」

発作だった。

しかも、いつもの発作とは違う。

咳まで出ている。

「誰か…誰か来て!!」

思わず叫ぶ。
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