君は空を愛してる。
それから、祥太は
まどかに悩みを相談した。

まどかは最後まで聞くと、こう言った。

「…祥太、肩に力入りすぎ。
もっと楽にしてて良いんだよ?」

「楽に…?」

「祥太はもう十分頑張ってる。
病気と闘うって、
並大抵の心じゃやってけないよ。
食事制限だって
運動制限だって辛いのに、
祥太は頑張って我慢してる。」

「まどか…。」

「だからもう肩に力入れなくて良いの。
あたしが代わりに働いて頑張るから、
祥太は休んでて良いの。」

まどかは祥太をそっと
抱き締めながら言った。
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