君は空を愛してる。
まどかは黙って祥太を抱き締めた。

そして言った。

「死なせない!!
死なせてたまるもんですか。
病気なんかに祥太取られたりしたら、
あたし、生きてなんかいけない。」

「まどか…。」

「だから、一緒に闘うの。
祥太は1人なんかじゃないんだから。」

祥太は、
(まどかは強いな…。)と思った。

元気を、貰えた気がした。
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