君は空を愛してる。
「お前さぁ、
そんなに簡単に行くと思ってる?
結婚なんて、
人生最大のイベントで、
そう簡単に取り止めに出来ないし、
した所でたくさんの
奴らに迷惑かけんだぞ。
それでも、俺を好きか。
付き合っていく気あんのか?」

「ある。」

「その言葉、忘れんなよ。
まずは婚約者と話つけて来い。
それまでここには来るな。」

「解った…。」

まどかは立ち上がると、

ハンカチを畳んで祥太に返す。
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