君は空を愛してる。
傷の手当てをしながら、
渚が言った。

「祥太くんね、
もうしばらくしたら
退院出来るかも。」

「それ、本当ですか?」

「ええ、今のところほぼ確定。
祥太くん、明るくて
気さくでしょう?
他の看護師仲間からの
人気も高いのよ。
はい、出来た。」

話をしている間に
手当てが終わった。

「しばらくしたら
腫れも引くわ。」

「ありがとうございます…。」

まどかは処置室を出ていった。
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