君は空を愛してる。
「もう、馬鹿だよ。祥太。
こんな天気の悪い日に…。」

「だって会いたくてたまらなかった。
特にあんな話聞いた後じゃ。」

「…あぁ、沢口くんか。
大丈夫よ。
何にもないから。」

「…良かっ、た……。」

そう言うと祥太は
崩れ落ちるように倒れた。

「祥太!?」

まどかは慌てて両親を呼んだ。
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