チェリーブロッサム
あのときから、私はあのストラップを

絶対にどこかにつけて毎日持ち歩くようにしていた。

今も・・・ いまも・・・・

「・・・り、優莉!!」

ハッ!!私は、親友の友加里の声で目が覚めた。

「人の話の最中に寝るとか、どんな神経してんの?」

「あ、ごめん、ごめん、なんの話だっけ?」

「それすらも覚えてないとか・・・ハァ。 うちのクラスに転校生が来るって話でしょ」

「あーそれね、全然興味なくて寝てたわ(汗)」

「それって・・・ちょっと傷つくんですけど?」

キーンコーンカーンコーン

「はーい、チャイムなったよ? 席つけー」

しゃべり方が男っぽい、森先生がいってる。(これでも女です^^)

「せんせー!!今日転校生くるってほんとー?」

「なんで、こんなに早く情報が出回ってしまうんだ?」

「女子の情報速達術、甘く見ないでくださいね!?」

「んー。 ま、実はそうなんだが今日からこのクラスに新しい仲間が入るから
みんな仲良くするように!!」

来る。来る。 気にしてないっていったくせにな^^:
気にしてんじゃん。自分!!

ガラガラガラー

「早川 蓮です。 よろしく・・・。」

うわー、期待した私が馬鹿だった・・・。とは思えないほどのイケメン★だけど
絶対からみにくそうなタイプ・・・・(汗)

「じゃあー席は、佐野 優莉の隣ね。 学校のこととか教えてやってね、佐野!」

「あー。了解です!!」

「早川君、ヨロシクお願いします」

「よろしく。」

無愛想。ってか、私この人とずっと前から知り合いだった気がするのは気のせい?」 
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