真実の奥に。
ここは最上階の3階であるため、

目の前の信じられない光景は、

自分の見間違いだと言い聞かせることができるほど小さい。










でも、やっぱりあれはきっと、私たちと同じ制服のスカートであり、

地面に倒れているのもきっと、ここの女子生徒なんだろう。




下へ降りる者もいる中、私は、その物体に向かって落ちていくイチョウの葉をただただ見つめることしかできなかった


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