S系猫彼VS幼なじみ達
しばらくして
俺達は由李亜達が運ばれた
病院へと向かった…
病院に向かうと
由李亜だけがベッドで
寝ていた
痛々しい姿だった…
頭・腕・足に包帯が巻かれ
身体中のあちこちに
傷がたくさんあった
俺と栞はその場で
立ちすくしていた
母さんと父さんは由李亜の
両親の所へ行くと言っていたから俺と栞は由李亜の目が
覚めるのを待っていた
しばらくして
母さんと父さんが無言で
帰ってきた
「由李亜のお母さん達は?」
栞と俺は同じことを聞いた
「………生きているわ……
ただ……………っ…………」
「ただ…?」
栞が母さんの手を握り聞いた
「…………植物状態で………
目を覚ますのは難しいらしいわ……………」