S系猫彼VS幼なじみ達
そんなことを思っていると誰かが早く歩いて来る音がした
「由李亜っ!!」
聞きなれた声…走ちゃんだ。
「走ちゃん!!私の定食持って来てくれたんだ」
「おう、…………由李亜…」
走ちゃんの様子がいつもと違う…どうしたんだろ??
「どうしたの??走ちゃん」
走ちゃんはしばらく私の顔を見ると少しだけ眉間にシワを寄せたような気がした
それはほんの一瞬だったから本当にシワを寄せてたかわからない
私から視線を呵位くんに移した
「呵位も一緒に食うのか??」
「いや、俺は愛斗と…」
「そうか…」
やっぱり…走ちゃんの様子がちょっとおかしい気がする…
それに…なんか変な空気…
「お待たせ、由李亜」
「栞ちゃんっ!!愛斗くんもっ」
栞ちゃんは自分のオムライスを愛斗くんに持たせていた
「栞ちゃんはつれないよねー」
「私、由李亜の隣ね」
愛斗くんを華麗にスルーすると栞ちゃんは私の隣に座った