S系猫彼VS幼なじみ達
-Side.呵位-
なんなんだ…
あいつと2人になった時、愛斗が頭を撫でたのを思い出したら急にイラついた…
気付いたら俺はあいつ…由李亜の頭を撫でていた。
ぶっちゃけ俺は女に慣れていると思う。
今まで言い寄ってきた女を何十回と抱いている
でも…女を抱いてもデートしてもあんな感情なんて感じたことはない。
由李亜の笑顔を見ると衝動的に抱きしめたくなる
「…位!!!呵ー位!!」
「あ?」
「何ボーっとしてんの?」
愛斗が少しニヤつきながら話かけてきた
由李亜のこと考えている間にボーっとしていたのか…
「…いや、なんでもない」
「ふーん?…お前さ、由李亜ちゃんのこと好きなの?」