S系猫彼VS幼なじみ達
「…ぷっ…」
え…?今、もしかして呵位くんが笑った…?
そう思った瞬間、呵位くんは私からそっと離れた
「呵位くん…?」
あれ?私…離れて欲しかったのに…呵位くんが離れて少し寂しいと思ってる…
「悪い、からかい過ぎた。
あんた反応いいから…」
そう言った呵位くんは私の頭をぽんっと軽く叩き微笑んだ
「もうっ!!呵位くんなんて知らないっ」
顔が赤いのを見られたくなかったから私はそう言ってぷいっと横を向いた
「悪かった。これ、寮に持って行くんだろ?あんたじゃ無理だ、俺も手伝う」
本の入ったダンボールをひょいっと持ち上げた呵位くんが私にはキラキラ光って見えた