3人のイケメン+αと天然美女
―実衣Side―
休み時間になるたびに、教室の前に李里を見に来た男の子がたくさんいる。
すごい数…
李里モテるなぁ~…
まぁ、あれだけ完璧ならね…
羨ましい…
急にテンションが下がったあたしは、駿斗のところに行った。
「駿斗ぉ~!!
李里ってすごいんだよ…
なんでもできるしね、可愛いしね、性格もいいんだよ!!
男の子にもモテるし…」
「実衣。お前には俺がいるだろ?
お前は俺以外のやつに好かれたいのか??」
「違うけど…
同じ女の子からしたら羨ましいのぉ~!」
「そっか。でも、お前がモテると俺が困るんだよ。
だから、俺のって印つけるから、今日は帰るぞ!!」
そう言われて、強制的に鞄を持たされて駿斗の家に入れられたあたし。
そして、当然のように駿斗の部屋へ。