3人のイケメン+αと天然美女

名前も知らない先輩について行ったら、中庭に着いた。

なにがあるのかと考えていたら、先輩が口を開いた。

「俺さぁ、3年の高木弘人っていうんだけど…知ってる??」

知ってる?って聞かれても…

「あたし、クラスの人の名前も覚えてないので、先輩の名前なんて1人も知りません。」

本音を言った。
だって、クラスの人はみんなあたしを白い目で見るから、関わる気なんて更々ない。

「そうなんだ…。俺さぁ、サッカー部のキャプテンなんだけど、俺、入学式で実衣ちゃんを見たときから好きだったんだよね。いきなりは無理だと思うけど、考えて欲しいんだ。」

そう言って、先輩は去って行った。
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