3人のイケメン+αと天然美女
―次の日。
俺らはいつも通り学校に向かおうとした。
だけど、実衣は来なかった。
昨日、ずっと実衣の部屋の電気が消えていて、部屋にいるのかすらわからなかった。
学校に向かう途中―
「ねえ!駿斗くんたち!!」
木内が走ってきた。
俺たちが足を止めたら、話しかけてきた。
「実衣は?!」
そう聞かれて、俺らは何て行言ったらいいのかわかんなくて俯いた。
「…そっか…。」
木内も俯いて、トボトボ学校に向かった。
実衣をこんな目に合わせたのは誰だ…そのことがずっと頭の中を回ってた。
空良と洸暉も、木内も同じことを思ったようだった。
でも、誰もわからない。
実衣に聞くのが一番早いんだろうけど、あの雰囲気じゃ聞けない。
俺の中にある考えが。
この前、実衣にコクった高木とかいうやつは…??
あいつ、前に女遊びが激しいって聞いたような…
そう思った俺は、空良たちに聞いてみた。
「あぁ…そうかも…あいつならあり得る!!」
空良は考えながら俺の意見に賛同した。
俺らは木内も一緒に高木の教室に向かう。
先輩の教室だとか関係ない。
ただ、実衣を守るだけ。