3人のイケメン+αと天然美女

―次の日。

俺らはいつも通り学校に向かおうとした。

だけど、実衣は来なかった。

昨日、ずっと実衣の部屋の電気が消えていて、部屋にいるのかすらわからなかった。

学校に向かう途中―

「ねえ!駿斗くんたち!!」

木内が走ってきた。
俺たちが足を止めたら、話しかけてきた。

「実衣は?!」

そう聞かれて、俺らは何て行言ったらいいのかわかんなくて俯いた。

「…そっか…。」

木内も俯いて、トボトボ学校に向かった。


実衣をこんな目に合わせたのは誰だ…そのことがずっと頭の中を回ってた。

空良と洸暉も、木内も同じことを思ったようだった。

でも、誰もわからない。

実衣に聞くのが一番早いんだろうけど、あの雰囲気じゃ聞けない。


俺の中にある考えが。

この前、実衣にコクった高木とかいうやつは…??

あいつ、前に女遊びが激しいって聞いたような…

そう思った俺は、空良たちに聞いてみた。

「あぁ…そうかも…あいつならあり得る!!」

空良は考えながら俺の意見に賛同した。

俺らは木内も一緒に高木の教室に向かう。

先輩の教室だとか関係ない。

ただ、実衣を守るだけ。
< 38 / 139 >

この作品をシェア

pagetop