3人のイケメン+αと天然美女
そして時は過ぎ、3年生―…
俺と誠哉は、親父の仕事の都合で、県外に引っ越すことになった。
実衣は、泣いていた。
正直、自分のために、って嬉しかった。
泣きながら俺たちを見送りに来た実衣を見て当時幼かった俺が心に誓ったこと。
それは―…
『いつか、必ず迎えに来る。
そして、実衣を幸せにする。』
その違いを、高校生になった今、果たしたんだ。
同じクラスになったのはビックリだったけど、またずっと一緒にいられるんだ、って嬉しかった。
駿斗たちが周りの野郎を実衣に近づけまいとしてるのを見て、あぁ、こいつらは変わってねぇな。って思った。
その効果か、実衣の周りには、駿斗たち以外の男は1人もいなかった。
すっげぇ安心した。
でも、これからは俺が実衣を守る。