*はつこい*

俺は急いで近くの自動販売機の裏に隠れた。

女ってマジ勘弁・・・。
会うと厄介なんだよ

トイレからパンダ女が出てきた。
キョロキョロして俺を探してるようだ。


しっかし、ヤグの奴~!!
遅過ぎなんだよっ!!


「あの~・・・」


あいつ、ぜってぇー許さん!


「あのっ!!!!」


「ヤグの奴めぇぇぇ~!!!」

自然と体に力が入る


「痛い!痛い痛い痛い」


・・・ん???


なんか背中から声が聞こえるような・・・


「痛い痛い痛い~!!!」


トントンと背中を叩かれているような・・・

俺は後ろを振り向いた。

「あ、足っ!!痛い!!退けて!!」


そこには・・・
小柄な女がいた。

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