年下くん注意報
「アンタ、渡部だよね?」
「そ、ですけど…何か?」
蒼空くんは 椿の問いかけに、
"?"マークを浮かべている。
「あのさ、本知らない?杏里のプリクラが貼ってある しおりが入ってるらしいんだけど。」
少し考える様子で、首を傾げると 思いついたような表情で、カバンを探っていた。
「もしかして、コレですか?」
「……あ、あたしの本!!!」
蒼空くんが、カバンから取り出した本は、間違いなく あたしの本だった。
「へぇ、先輩の名前、"杏里"っていうんだ。」
クスッ と笑った蒼空くんは、何かを企んでいるように見えた。
「そう…だけど?」
「俺も…そう呼んでいいっすか?」
「いい……って、はぁ!?」
な、なんで…
なんでこんなヤツに、名前呼びされなきゃいけないのっ!!
「いいじゃない、杏里。別に減るもんじゃないんだから。」
「つ、椿 そうゆう問題じゃ「いいわよ?あたしが許可する」ないでしょ!」
あたしの声を遮り、
勝手に名前呼びを許可したのは、他でもない 椿でした…
「やった♪」
蒼空くんがそう言って微笑んだ。
「椿の…椿の、裏切り者ォォ!!!」
こうして、
あたしの平穏な生活は、少しずつ崩れてゆくのです───。
これからが思いやられる…。
「そ、ですけど…何か?」
蒼空くんは 椿の問いかけに、
"?"マークを浮かべている。
「あのさ、本知らない?杏里のプリクラが貼ってある しおりが入ってるらしいんだけど。」
少し考える様子で、首を傾げると 思いついたような表情で、カバンを探っていた。
「もしかして、コレですか?」
「……あ、あたしの本!!!」
蒼空くんが、カバンから取り出した本は、間違いなく あたしの本だった。
「へぇ、先輩の名前、"杏里"っていうんだ。」
クスッ と笑った蒼空くんは、何かを企んでいるように見えた。
「そう…だけど?」
「俺も…そう呼んでいいっすか?」
「いい……って、はぁ!?」
な、なんで…
なんでこんなヤツに、名前呼びされなきゃいけないのっ!!
「いいじゃない、杏里。別に減るもんじゃないんだから。」
「つ、椿 そうゆう問題じゃ「いいわよ?あたしが許可する」ないでしょ!」
あたしの声を遮り、
勝手に名前呼びを許可したのは、他でもない 椿でした…
「やった♪」
蒼空くんがそう言って微笑んだ。
「椿の…椿の、裏切り者ォォ!!!」
こうして、
あたしの平穏な生活は、少しずつ崩れてゆくのです───。
これからが思いやられる…。