年下くん注意報
「今日から新学期だ。お前らも2年になった。後輩を引っ張って行くんだぞ。」

「はーい。」


皆のノリ気じゃない声が教室に響いた。


「…まぁいい。じゃ、入学式のため20分後、体育館に集合だ。」


先生は、それだけ言って、教室から出ていった。(←愛想無さすぎっby作者)


「はぁ、入学式とかダルすぎよね。」

「椿~、あたし達もそうだったんだから。」


椿を説得するのはあたしのお仕事なのです。

気難しい、椿を扱えるのはあたししかいないそうで。


「ボイコットしちゃおうかしら。」

「ダメだよぉ~」

「また泣いてる。 本当、泣き虫なんだから。 あんたに免じて、それはしないでおくわ。」

「えへへ、ありがとう。」


椿は、なんだかんだで優しいあたしのお姉さま的存在です。


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