せんせ、すき!
HR

樹side

ガラッ……

あ、真山入ってきたか。

皆の目が真山に向けられる。

ちょっと変わってるからなあ、友達出来るかな。

とか…、何考えてんだ、俺。

これって気になってんのか?

とか考えていたら、教室は一気に爆笑に包まれた。

どうやらさっきの真山の叫び声を聞いていたようだった。

ま、あれだったらうちの教室どころか全クラス聞こえてるよな。
でもこれがキッカケで仲良くなれそうだな。

と思い、顔が緩みそうになるのを
必死にこらえた。
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