エイレネ
……で。
私たちは一つの部屋にとまることになった。
部屋へ案内され、すぐに荷物をおく。
宿の人がさがると沈黙がおりた。
ど、どうしよう。
どうも気恥ずかしい。
思わず隣にすわるロウに背を向け、意味もなく荷物を整理してみた。
するとロウが動いた気配がした。
おそるおそる振り向くと、ロウも荷物の整理をしているらしく、リュックからなにやらだしていた。
よくみると茶封筒だ。
そしてロウは急に顔をあげた。
「なぁ」
突然のことにびっくりしたけど、平然とした。
「うん?」
「東区にいくことについてなんだけど」
ロウはそう聞きながら、私の側へ身をよせた。
思わずドキッとしてしまった。
私たちは一つの部屋にとまることになった。
部屋へ案内され、すぐに荷物をおく。
宿の人がさがると沈黙がおりた。
ど、どうしよう。
どうも気恥ずかしい。
思わず隣にすわるロウに背を向け、意味もなく荷物を整理してみた。
するとロウが動いた気配がした。
おそるおそる振り向くと、ロウも荷物の整理をしているらしく、リュックからなにやらだしていた。
よくみると茶封筒だ。
そしてロウは急に顔をあげた。
「なぁ」
突然のことにびっくりしたけど、平然とした。
「うん?」
「東区にいくことについてなんだけど」
ロウはそう聞きながら、私の側へ身をよせた。
思わずドキッとしてしまった。