エイレネ
村長のところにいってびっくりだ。
肩を負傷した奴と、足を負傷した奴二人が目の前にいたんだ。

そう、私が撃ったのは、イリスの傭兵だった。

どうやら青年は盗みを働いたやつらしくて。
それを傭兵が追っかけていたんだと。
そこに私が遭遇してしまい、勘違いをした。

いくら知らなかったとはいえ、私は盗みを手伝ったようなものだ。

それに単独行動。

他の村はどうか知らない……でもイリスでは、単独行動は厳禁だった。
私はしょっちゅう、ばれない程度にやっていたけど……
このことでいろいろバレてしまった。

その結果がこれだ。
< 53 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop