エイレネ
本来夏実に向かって放たれた矢は地面に刺さる。次の矢を準備している間に私は少し距離を縮めた。そして右手の銃から一発放つ。
「ちっ」
相手が後ろに避ける合間にまた距離を縮めた。あまり遠すぎるとまずい。しかも辺りは暗く、ほとんど見えない。
私はしっかり左の銃を握りしめた。隙を与えないようもう一発放つが、意外にも相手は機敏だ。しかも器用なことに、避けながらも相手は矢を放ってくる。横にかわしながら左の銃で撃った。
そんなことを繰り返しているうちに、相手の足に私の弾があたったらしく相手がよろけた。それを見逃さず、私は一発で心臓を撃ち抜く。
相手が倒れたのを確認すると、私はすぐさま辺りを見回した。夏実は……
「あっ」
ダガーの奴にかなりの苦戦をしているのか、後ろに引いてばかりだ。私が慌てて援護に回ろうとした瞬間、夏実が尻餅をついた。
「夏実っ」
私は躊躇なく敵の頭部を横から撃ち抜いた。相手は私に気づかなかったのか、避けることもなかった。
「ちっ」
相手が後ろに避ける合間にまた距離を縮めた。あまり遠すぎるとまずい。しかも辺りは暗く、ほとんど見えない。
私はしっかり左の銃を握りしめた。隙を与えないようもう一発放つが、意外にも相手は機敏だ。しかも器用なことに、避けながらも相手は矢を放ってくる。横にかわしながら左の銃で撃った。
そんなことを繰り返しているうちに、相手の足に私の弾があたったらしく相手がよろけた。それを見逃さず、私は一発で心臓を撃ち抜く。
相手が倒れたのを確認すると、私はすぐさま辺りを見回した。夏実は……
「あっ」
ダガーの奴にかなりの苦戦をしているのか、後ろに引いてばかりだ。私が慌てて援護に回ろうとした瞬間、夏実が尻餅をついた。
「夏実っ」
私は躊躇なく敵の頭部を横から撃ち抜いた。相手は私に気づかなかったのか、避けることもなかった。