君との関係は飼主様!?【許婚番外編】
就寝まで
PM11:30
夕食を終え、一通り仕事のまとめもできたので風呂に入ることにする。
朝は体を目覚めさせるために浴びるシャワーだが、夜は湯船に浸かる。
「にゃぁ」
書斎から出てきた私に駆け寄ってくる猫。
「お前も入るか?」
何も言わず私の後ろを歩いていたが、水の匂いでもしたのか、
風呂場へ近づくとそっぽを向いてリビングへ行ってしまった。
「大量の水は苦手なのか……」
残念そうに去って行く背中が、子猫だというのになんとも哀愁を感じる。
思わずクスリと笑いが漏れてしまった。