ブルー・スカイ
あっくん達の教室へ行くと、残っているのはあっくん達だけだった。

「おー!比奈っ。今日はどこ行く?」
「んーとね、マックでも行く?」

比奈は早速あっくんのもとへ。

「菜瑠、今週の土曜空いてる?」
「え?空いてるよ?」
「じゃあ、どっか行こうぜ」
「……うんっ!!」

菜瑠は思わぬお誘いに一気に笑顔になる。
私はそれを微笑んで見つめていた。

「何、彼氏いないの?」

私の後ろでからかうような声で聞いてくる人。

ドキ……。

その声になぜか過剰反応してしまう私。
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