ブルー・スカイ

あっという間にアドレス交換をして、私は裕也くんのアドレスをゲットすることになった。

健くんはちょっと機嫌が悪そうだったけど、私は少し、ほくほくした気持ちでいた。
嬉しいような、恥ずかしいような気持ち。
これから、メールが出来る楽しみ。

「俺から、するから……」

裕也くんがそっと言ってくれた言葉にまた胸を打たれる。

「待ってるね！」

私は笑顔でそう答えた。

その日から、私の運命の歯車は大きく狂い始めたんだ。
今となっては、もう後戻りなんて出来ないと分かっているのに、こうして出会ったことに少し後悔してるんだ。