ブルー・スカイ
5分も経たなかった。

私は3人にスカートを折られ、ブレザーのボタンを開けられ、そでをまくられ、一気に3人と同じ格好になってしまった。

「あ、あの、コレ……?」
「そっちのほうが似合うよ!」

比奈がキャッキャとはしゃぐ。
葵も、

「うん、奈々細いから、似合うよ」

と言ってきた。

「こんなカッコ……したことないよ~……」

とは言いつつも、新しい格好は新鮮で、ギャルになった気分だった。

――キーンコーン……

チャイムが鳴って、私達は教室へ帰ることにした。
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