あんたに夢中!
お見合いだー!

うまく行ったら私、玉の輿だよね!?

それってすごくない!?

私は朝からハイテンションだ。

だってお見合いの相手が御曹司で、イケメンだったら誰だって喜ぶでしょ!?

あーっ、週末が待ちきれないーっ!

きたれ、週末!

「何か嬉しそうですね、冴子さん」

その声に視線を向けると、三浦くんがいた。

「あ、ヤベ…」

「何がヤバいんですか?」

しまった!

心の声がもれた…。

しかし、ここは平静を保つことにしよう。

「そう?」

何がそうなんだと言うツッコミは、今はなしにしよう。
< 20 / 57 >

この作品をシェア

pagetop