あんたに夢中!
こんなにも話があう人は初めてだ。
それから私たちは、京極夏彦について語りあった。
どの作品が好きとか、ほとんどがそんな感じの話題だ。
「こんなにも話のあった人は、あなたが初めてです」
一通り盛りあがった後、岸田さんは笑いながら言った。
「私も、です」
嬉しくて、仕方がない。
イケメンで、御曹司なうえに、話まであうなんて。
「上手く行くでしょうね、僕と冴子さんが結婚したら」
早くも未来予想図なの?
そんなツッコミが出かかったけど、私も彼との未来予想図を密かに描いていた。
彼と、きっと上手く行くかも知れない。
ふと、三浦くんの顔が浮かんだ。
――俺、あきらめませんから!
彼は真剣な表情で、強い口調で宣言をしていた。
何を考えてんのよ、せっかくの大事な時に。
それから私たちは、京極夏彦について語りあった。
どの作品が好きとか、ほとんどがそんな感じの話題だ。
「こんなにも話のあった人は、あなたが初めてです」
一通り盛りあがった後、岸田さんは笑いながら言った。
「私も、です」
嬉しくて、仕方がない。
イケメンで、御曹司なうえに、話まであうなんて。
「上手く行くでしょうね、僕と冴子さんが結婚したら」
早くも未来予想図なの?
そんなツッコミが出かかったけど、私も彼との未来予想図を密かに描いていた。
彼と、きっと上手く行くかも知れない。
ふと、三浦くんの顔が浮かんだ。
――俺、あきらめませんから!
彼は真剣な表情で、強い口調で宣言をしていた。
何を考えてんのよ、せっかくの大事な時に。