瑠璃色の華
「えっ?」

慧斗は訳が分からないという顔をしているが、確かに日本語をしゃべっている。

「あなた、今私の話している言葉が理解出来ますか?」
祥啓が日本語で話し掛けてみると、慧斗がコクンと首を縦に降る。

(どういうことでしょう…?)

祥啓が不思議に思っていると

「お三方。早く来て下さい。」

総司が呼ぶ声がした。

「只今参ります。」

(このことは後から考えましょう。)

そう決めて祥啓達は総司の後を付いて行った。
< 23 / 109 >

この作品をシェア

pagetop