瑠璃色の華
「先程もお教えした通り異能には沢山の種類がございます。持って生まれてくる能力は人それぞれ…。」
その時遠くから山崎と紅を制止させる土方の声が聞こえてきた。
「私の能力は陰陽道。これは、異能の中でも過去に例のないものでございました。」
陰陽道…。と沖田が繰り返す。
「陰陽道とは、修行して初めて手に入れられる能力。私はその修行すらしていないのに生まれつき式神を操ったり術を放ったりが出来たのです。」
土方の声がしたほうを見ると山崎が土方に怒られているところだった。
「それで、仙頭省省尚というのは?」
沖田が質問を投げかけても桃は無視して縁側を降り紅と蓮がいるほうへ駆けだした。
「どうせ、紅姉様のこともあとから近藤様に報告しなければなりませんし。その時お話しいたしますわ。」
吐き捨てるように言って桃は沖田の前から消えた。
「はぁ…。」
とその場にはため息を吐いてズルズルと崩れ落ちた沖田だけが残った。
その時遠くから山崎と紅を制止させる土方の声が聞こえてきた。
「私の能力は陰陽道。これは、異能の中でも過去に例のないものでございました。」
陰陽道…。と沖田が繰り返す。
「陰陽道とは、修行して初めて手に入れられる能力。私はその修行すらしていないのに生まれつき式神を操ったり術を放ったりが出来たのです。」
土方の声がしたほうを見ると山崎が土方に怒られているところだった。
「それで、仙頭省省尚というのは?」
沖田が質問を投げかけても桃は無視して縁側を降り紅と蓮がいるほうへ駆けだした。
「どうせ、紅姉様のこともあとから近藤様に報告しなければなりませんし。その時お話しいたしますわ。」
吐き捨てるように言って桃は沖田の前から消えた。
「はぁ…。」
とその場にはため息を吐いてズルズルと崩れ落ちた沖田だけが残った。