瑠璃色の華
「私も異能を持っております。先程沖田様に使ったのもそれ…。申し訳ございませんでした。」

深々と頭を下げる桃を近藤は何とも言えない表情で見ていた。

「桃さん。先程おっしゃっていた仙頭省とは…?」

沖田が問いかける。

「それは、俺が説明する。」

土方が頭をかきながら口を開く。

「説明できるのか歳。」

近藤が驚きを隠せない表情で土方に聞く。

「あぁ。さっき蓮から2人のことを聞いたばかりだったんだ。」

なっ。と言って蓮の方へ視線をやれば蓮は頷いた。

「眠くなっていたところを叩き起こされてしまぃましたわ…。」

クスリと笑う蓮はどこまでも楽しそうな顔をしていた。

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