ご主人様は吸血鬼!?
あたしが、焦っている時に、ロイさんはクスクスと笑っていた
「ロイさん!!笑いごとじゃないんですけど・・・」
あたしは、大きな声で言った
「あぁ・・・すいません・・・あまりにも以外だったので・・・」
あたしは、『以外』という言葉にひっかかった
「あの・・・以外ってどういう意味ですか?」
ロイさんは、クスクスと笑いながら答えてくれた
「主人は、あまりこういうことはしない方なんですけどねぇ・・・」
あたしは、意味がわからなかった
「あの・・・どういうことですか?」
「主人は、仲がいい人やずっと傍にいる人などには、優しいんです。でも、麻理さんは、まだ入ったばかりですし、こういうことを主人はしないはずなんですけど・・・
よっぽど麻理さんは特別なんですね・・・会ったばかりなのに、血を吸われていたし」