ご主人様は吸血鬼!?
「はぁはぁ・・・リオ?」
麻里は涙目になっていた
「麻里・・・俺が好きなのはお前なんだぞ!」
「へ?・・・リオ?」
「だから、離れていこうとすんなよ」
リオは麻里を抱きしめた
「ルナと一緒だからって・・・俺から離れようとすんなよ・・・」
リオの抱きしめてる腕は震えていた
「・・・・リオ・・・ごめんね・・・あたし、リオがルナさんと一緒にいるから・・・
その・・・あの・・・」
「ん?なんだよ・・・?」
麻里は、下を向いていた
「あの・・・・」
「なんだよ・・・早く言えよ」
「ヤキモチ・・・・」
麻里は聞えるか聞えないかの声で言った
「あ?なんだよ」
「うぅぅ・・・・・・・・ヤキモチ妬いたの!」
「え・・・・・・お前・・」
「・・・・・だって・・・リオがルナさんと一緒にいるだけで、どうにかなりそうなのに
そこに、ずっといたら・・・あたし・・・・・・」
「麻里・・・・・可愛い」
いきなり、リオはニヤけた顔で言ってきた
「なっ!?こっちは真剣なのに・・・もういいもん!」
ちゅ
リオはさっきとは違う優しいキスをしてきた
「ごめんな?・・・・・でも・・・嬉しい!」
「へ?・・・・なんで?」
「だって、お前がヤキモチとか・・・・やべー・・・俺、久しぶりにお前の血欲しくなってきた・・・いい?」
「え!?・・・・・・・・うん・・・」
麻里は恥ずかしかったのか、下を向いて顔をあげようとしなかった