ミルクティー
やがて、柚琉は言った。

「ちひろ。」

「何…?」

「離れても、僕はちひろが大好きだ。
ずっと好きでいたい。
いや、好きで居続ける自信はある。」

「柚琉…。」

「夢もあるんだから、
こんな事で負けてたまるか。
大丈夫、離れてても
僕たちは繋がってる。
それに、今はまだ12月だ。
引っ越すまで3ヶ月もある。
それまでに、思い出たくさん作ろう。
皆にも協力してもらってさ。」

「うん!」

その言葉に、ちひろがやっと笑った。
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