ミルクティー
「…泣かないって決めたはずなのにな。
やっぱり、涙は出ちゃうね。」

柚琉が言った。

「私も、離れるのは寂しい。
だけど、2人で夢叶える為に、
向こうでも頑張るから。
柚琉も、頑張ろう。」

「…うん。」

「メールもする。
電話も、手紙も書くから。
たまにはこっちに遊びに来るし、
その時はまた、遊ぼう。」
「…うん。」

「約束よ。」

2人は二度目の指切りをした。
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